JavaのライブラリLombokがメジャーバージョンアップ(1.12.2)しました


前から注目しているJavaの冗長的なコード・お決まりのコードを省略するライブラリ、Lombokがメジャーバージョンアップしました。今までは0.12.0でしたが、1.12.2、つまりついに正式版になりました。このライブラリがどんなものかは前の投稿「話題のJavaライブラリ、Lombokを試してみた感想と良い点まとめ」を参照してください。

メジャーバージョンアップなので早速何が変わったかを見てみました。ソースは公式のchange logです。

変更点

いくつか省略していますが、概ね以下のような感じです。

  1. JDK8のサポート開始。 ただしラムダ式など、新しい機能は未対応。今度対応される。
  2. IBM J9 VMを利用してコンパイルしたときにNullPointerExceptionが発生する問題が修正されるはず。
  3. @NonNullを利用したときにコンパイルエラーが出るバグなどを修正。

そんな訳でJDK8サポート以外の大きな目玉はなさそうです。新しいAPI追加もないですし。上記の2番に「修正されるはず」とありますが、これは翻訳の結果です。自分の記述ミスではないです。

公式が「shoud be fixed (修正されるはず)」という記述になっているためです。実際、Issue 554を参照すると最後のコメントに「We will try to tackle it… (私たちはそれ(BUG)に取り組むでしょう…)」と書いてあるので、多分まだ直ってないんですね。change logというか、newsですね。

Lombokには期待しているので今後もチェックしていきたいです。